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【JMブログ】今月のつぶやき(25年9月)

重陽の菊酒
重陽の菊酒

重陽の節句…。

日本には馴染みがないですよね。


1月7日は七草(人日ジンジツの節句)

3月3日は桃(上巳ジョウシ)の節句

5月5日は端午の節句、

7月7日は七夕の節句、

9月9日が重陽の節句。

これが五節句です。


7月までは何か行事ごとをするのはご存知ですが、

9月9日は何をするの?

ズバリ、菊の花を愛でて宴をします。杯に菊の花を浮かべ、栗ご飯や秋茄子をいただきましょう!



この五節句、奈良時代に伝わったもので、中国の陰陽五行説では奇数を「陽」、偶数を「陰」としています。だから同じ1桁の奇数が重なる日(1/7は除く)を縁起が良いとして祝い事をしてきました。そして奇数1桁最大の数「9」が重なる9月9日は陽の最上の日、だから重陽の日なんですね。ちなみに1月1日は特別すぎて五節句に含まれず1月7日になったそうです。

この記事を読んで初めて重陽の節句を知った方の感想を関西風で代弁ますと…「よ〜分からん!」だと思います。それでいいと思います。でも9月9日は重陽の節句とだけお見知りおき下さい。



エノコログサと聞いて、この草花を思い出す人はそう多くない思いますが、

「猫じゃらし」と言えば「あぁ〜」と、図鑑なんかで目で見てもらうとほとんどの人が「アァァ〜」と反応にトーンが上がるんではないでしょうか。


秋に生える猫じゃらし
秋に生える猫じゃらし

日本の夏からどこにでも自生する道ばたのレギュラーです。

今年の酷暑にほとんどの草木は夏バテ状態。そんな中、エノコログサはギアを一つ上げ炎天下で光合成速度が早くなります。光合成のツインカムターボエンジンを備え付けているんですね。でも寒さにはめっぽう弱く、木枯らしが吹き始めると枯れてしまいます。


漢字では狗尾草。英語で「fox tail grass」、学名の「Setaria  Viridis」は「緑色で剛毛がある」と言う意味で、花言葉に「遊び」や「愛嬌」です。どの名も全て納得できますね。古代の人々の食を支え、秋の季語としても詩歌として詠まれるエノコログサ。この事を知って猫じゃらしを観ると少し感懐深くなりますよね。



土木営業部 岡橋

ジャパンマテリアル株式会社

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